2013年2月16日土曜日

世界から猫が消えたなら

突然の末期がんの宣告に、(ふざけたような)悪魔が寿命の取引にやってくる。

世界から何かひとつ消す事で、1日寿命を延ばしてくれるという。


最初に取引したのは「電話」

電話の消えた世界で、人は穏やかな時間を過ごす。もちろん不便さもあるのだけれど。

次に消えたのは「映画」 そして「時間」


自分の命と引き換えに、世界の何かを消していきながら、彼は世界にいらないものなどないんだと

気がついていく。最後に悪魔は、「猫」を消すことを持ちかけるけれども、彼はこれを拒否する。

家族の生活とともに生きてきた猫を消すよりも、自分の「死」を受け止める。

そして、長い間断絶していた父親に遺書を書いて、自分の手で届けに行く。


大切なものは無くさないと分からないというけれど、分からないままでいるよりも、わかっただけで

も、その存在は意味のあるものになる。たとえそれが、生の終焉間際であったとしても。

でも、本当は、そんなギリギリじゃなくて、日常の中で気がつくことができるのなら、それにこしたこ

たは無いよね。


自分を生きていくだけでは出逢うことの無い人生の一部を 「本」 は伝えてくれているような気が

するんだ。



著者  川村元気

あなたは絶対!運がいい

この本を書いたとき、彼女は24歳だったらしい。
そんな年でここまで語れるなんてすごいなぁって思ったのが、最初の感想。
でも、彼女自身いろんな本を読んだり、人から聞いたものを実験的に実践して、体験として得られたものを書いている。理想論じゃなくって、経験論。

どんな人でも、自分の質を高めることで、絶対に運がよくなるよって。
逆にいったら、もしも今、運が悪いと感じるのなら、それは自分の質が低いから・・だそうだ。
でも、それを嘆くことは無くって、そこから学ぶべき事(反省する事)を学んで、自分のできる事を意識して励んでいけば、状況は自然と変わってくるものらしい。

ここで重要なのは、自分にできることと言うのが、日常生活においてのあり方であるということ。
笑顔を心がけたり、家族を大事にしたり、ちょっとした思いやりを持って他人と接したり、掃除したり・・etc 
それは、言い換えたら小さな 「徳」 となって、自分の質を高めていく。
質が高まると、おのずと同じように高い質の人と出会えるようになっていくし、もちろんその逆もしかり。
自分の周りを見たら、自分の質がおのずと見えてくる。鏡の世界だから。

だから、出逢う相手が変わってきたら、自分の質が変わってきたって事なのかもだけど、そこで油断して自分の質が落ちてしまったら、その人とは疎遠になることだってある。
常に自分を磨いていく必要があるんだね。

タイムリーだったなぁ。


「いつも忘れないで」  「あなたの夢がかないますように」

以上2冊は、内容的には「あなたは絶対!運がいい」を 可愛いカラーのイラスト付でより読みやす
くしたような感じ。
じっくり読むというより、ぺらぺらっとめくって そこに書かれているものを眺める・・というのでもいい
かも。薄いので、手に取りやすい。



著者  浅見帆帆子