ちいさいモモちゃん という本が、ずっと昔からうちにあった。
赤ちゃんのモモちゃんが、お母さんや、飼い猫のプーたちと楽しく暮らしながら大き
くなっていく様子を書いている。ほんわかして、子供の頃から大好きだった。
これが6巻シリーズであった、ということを知ったのは、つい最近の事。
以前図書館で予約をして、残りの本を借りて読んだのだけれど、第三巻のこの本
だけ、借りそびれていた。
著者の松谷さんが、自分の子供にせがまれて書いたこの本には、児童文学という
形式を取って、自らの離婚について書かれている。
ある時からママは、時々パパの姿が見えなくなって、家に帰ってくるのはパパの靴
だけ。ママはそのパパの靴の為に、ご飯を作り、お風呂を沸かして待っている・・
身体も壊し、死神にとりつかれて、このままではパパもママも死んでしまうかもしれ
ないくらい、互いに追い詰められて。自分で育つ木 であるママと、自由に歩いてい
く木 であるパパ。別々の鉢に別れる事によって、互いが生き生きと成長していく事
ができるという選択。
その描写は、大人の自分には、なんだかものすごく納得のできるものだった。
自分が子供の頃に読んで、それをそのまま理解できただろうか?という疑問は残
るけれど。
大人の理由 を 子供は、いったいどこまで 分かる事が、できるんだろうか。
著者 松谷みよ子
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