ノンフィクションです。アメリカで実際に起きた、強盗強姦事件の犯人ビリーについて、多重人格として生きてきた彼の人生を描いています。
犯罪はもちろん許せるものではありませんが、私はこの本で人間の可能性と、奥深さというものについて深く考えさせられました。
究極生きるために本能は、あの手この手を使って人を生かそうとしている・・・そんな気がします。
幼い頃虐待から逃れるために、小さな少年が唯一とることのできた手段、それが1人の人間の中に複数の人格を持つ・・・という事。
それぞれが個別に記憶を管理しているので、互いの記憶が繋がらなくて、とぎれとぎれの時間を歩いている感覚。
私の理解を超えたところのものですが、そこまでしても、私達は生まれたいじょう、生きるということを魂に刻まれているのかもしれない・・・と思わされました。
生きるために生まれてきた。
著者 ダニエル・キイス